イラン便り その3

イランにいる間に6泊と3泊の地方への旅に出て、それ以外はテヘラン郊外のイラン人の御宅にお世話になりました。
今日はイランの家庭料理をご紹介します。
他の一般家庭にも二回おじゃましたのですが、どのお宅も居間には家具などは置かずペルシャ絨毯が敷き詰められ、何時でもお客を迎えられる状態で広々していました。


こんな感じで広々しています。 一角にキッチンがあります。


絨毯の上にビニールのテーブルクロスを敷き、食事はその周りに座っていただきます。

白いご飯の上にサフランライスとクコの実の一種「ゼレシュク・ポロ」をかけたものと、チェロウ・モルグ ( チキンのトマト煮込み )。
自家製ヨーグルトとサラダ。 甘くないヨーグルトは毎食出ます。


ご飯の上に羊の肉、チェロ・クビデ。
泡のある飲み物はノンアルコール飲料。しかもフルーツ味…

食事のあとやちょっとした休憩でチャイ ( 紅茶 ) をしょっ中いただきます。
その時には必ずお菓子やフルーツが。
イラン人は本当にフルーツが好きだし、美味しい!
ザクロのシーズンでよく食べました。


朝ごはんはナンとよばれるパンにチーズ2~3種類、バター、花梨やバラ、チェリーのジャム。
大きなナンは朝買ってきたばかりの焼きたてです。
ナンにはいろいろ種類があるのですが、この厚めのが一番好きでした。
日本から持っていった食パンが一切れ置いてありますが、大きさわかりますか?
飲み物はもちろんチャイ。 それも何杯も。


赤インゲン豆と羊肉の煮込み「ゴルメザブズィー」カリフラワーのピクルス、野菜の漬物など。
白い飲みものはヨーグルトを薄めて塩味とミントを入れた「 ドゥーグ」というとてもポピュラーなものです。
市販もありますが、これは自家製。

ナスと鶏肉のトマト煮「ホレシュテ・モルグ・バーデムジャン」。 ナスが美味しい!

ナンいろいろ。
左下から時計回りに厚い順に、バルバリ、小石の上で焼くサンギャク、タフトゥーン、ラヴァシュ。

羊肉のハンバーグ、麺の入った「アーシュ・レシュテ」。

こちらのお母さまは本当に料理上手。
年季の入った圧力鍋がかわいくて写真を撮らせていただきました。