四間道へ

名古屋城築城とともに作られた商人の町、元禄時代に発生した大火の後、商業町家の防火を目的に道幅を四間 (7M ) に拡張したことから「四間道」という名前がついたそうです。
今は古い町家風の建物を使ったおしゃれなカフェやレストランが並ぶ町になっています。

久しぶりの高校女子会。
友人が予約してくれたのは会席料理のお店「みつ林」。
昨年の夏オープンしたばかりの新しいお店ですが、既に予約が大変なお店になっているようです。

店主は京都で修行された方、若いご夫婦だけでお店を切り盛りされています。
今回はカウンターで、お料理される手元を拝見しながら、時にはお話ししながら昼会席を2時間かけてゆっくりいただきました。


先付 / えび芋と菊菜のカニあんかけ
汁物 / サワラ、ゴボウ、カブのお吸い物

お造り / カンパチと本マグロのお造り
焼き八寸 / えのきのもみじ和え / 牡蠣の時雨煮 / ワラサの焼物 / 菊かぶらの甘酢漬け / クルミのおかか和え / ワカサギの南蛮 / 柿や銀杏の葉が飾られ、秋を感じさせます。

炊き合わせ / 大根と牛スジの炊き合わせ

ここまでをいただいている間に土鍋のご飯がフツフツと炊き上がりました。

ピカピカ光る炊きたてのご飯に赤だし、ちりめん山椒、お漬物、
それから目の前で見事に焼き上がった出し巻き卵でシメになります。

水菓子は「江戸柿」という渋柿の渋を抜いて完熟させたもの。
よく冷えてトロリとした柿に甘しょっぱいきな粉がかかっていて、絶妙のバランスです。

最後にはお店の外までご夫婦でお見送りしてくださいました。
とてもいい感じのお店でした。


そのすぐそばにあるフランス焼菓子店「シャンドゥリエ」。
以前前まで行ったもののお休みだったことがある人気店、フランスでお菓子の修業をされた女性がやっていらっしゃるお店です。
今日は開いていて、食事の前に予約しておき、やっと買うことができました。

右: ショコラ・オ・ポワール
洋梨とアーモンドのスライス、チョコチップが入ったタルトです。
左: 季節の栗のタルト
濃厚なマロンペーストたっぷり、ピスタチオののったナッツのカリカリしたトッピングがおいしいタルトです。

いずれも非常に凝った繊細で複雑な味わいで、普通のケーキとはちょっと違う感じ。
正統派フランス菓子、というのでしょうか、おいしくいただきました。