台北便り その3

今回泊まっているホテルの近くに、朝から晩まで市を開いている「雙城一条街」という、規模は小さいのですが屋台村があります。
今朝はそこへ寄ってきました。

片面だけ焼き目をつけた水煎包という小さな肉まんをいただきました。
屋台でもしっかりその場で皮から手作りですよ。


今日は台北の郊外に足を延ばします。
平渓線というローカル線に乗って行ったのは「十分」。
列車が老街という商店街の真ん中を走っていきます。
ただし1時間に1本の列車なので、列車が来ない間には線路の上で面白い光景が見られます。
願い事を書いた大きなランタン ( 天燈 ) を飛ばすのです。
私たちも挑戦してみました。


大きな紙製のランタンの4面に筆と墨で願い事を書きます。
「ねこのくいしんぼ日記」の宣伝も…

書き終わったら二人でランタンの角を持ち上げて、係りのお兄さんが中に火をつけてくれます。
合図で手を離すと…
ランタンは空高く飛んでいきました!

願い事を線路の上で書いている時、ピピピーと笛の音が。
急いで線路の外側に出ると電車がスレスレを走っていきました。


昼食は線路脇のオープンエアーのお店「榕樹下米粉湯」で。
魯肉飯、肉羮麺、特産の筍の炒め物です。
「榕樹」とはガジュマルの木のことだそうで、確かにすぐ傍に大きなガジュマルの木がありました。

駅から歩いて30分ほど、台湾のナイアガラと呼ばれる「十分瀑布」まで吊り橋を渡ってちょっとしたハイキング。
予想以上の迫力でした。

十分から電車とバスで九份へ移動。
今や大人気の観光地です。
昼には何度か来たことがあるので、今回は夜景を目指しました。

九份名物「芋圓」、タロイモと小麦粉で作ったお団子、小豆、緑豆などがカキ氷の上にのっています。
「阿柑姨芋圓」では窓越しに海まで見える絶景を楽しみながら、日が暮れるのを待ちました。

次第に暗くなってきました。

台北に戻り、閉店間際の「濟南鮮湯包」へ駆けつけました。

今回まだ小籠包を食べてないのです!
透けるほどの薄皮に包まれた小籠包をレンゲにのせ、少しかじってスープを吸うと…感動!

エビ焼売、羽根つき焼き餃子、しらすチャーハン、どれも本当に美味しくいただきました。

ホテルに帰る途中、朝寄った雙城一番街の屋台でスィーツを。

タピオカ、小豆、緑豆などの上に荒い氷、黒糖蜜がかかっています。
台湾の冷たいスィーツは概して甘み抑えめでさっぱりしています。