「おざら」って?
私も2日ほど前まで知らなかったのです。
少し前、「ほうとう」の生麺を買って冷凍しておきました。
「ほうとう」と言えば厚めの幅広麺で、カボチャなどの野菜と味噌味で煮込む山梨県の郷土料理で、時々作ってもいます。
安くなってるから買おう〜と気楽に買ったものの、この暑さに煮込みうどん…
冷たくして食べる方法はないのかしら、と検索して見つけたのがこの「おざら」です。
山梨県は盆地の影響で冬は極寒、夏は猛暑となるので、冬の「ほうとう」に代わり夏の季節に好まれるのが「おざら」なのだそうです。
知らなかったー
レシピがいろいろ出ていたので作ってみました。
基本は冷たい麺を温かい醤油ベースのつゆにつけて食するということです。
そうめんみたいにつゆに薬味だけ入れるというのもありましたが、せっかくなので具沢山のつゆで作りました。
カツオだしに干し椎茸の戻し汁を合わせたものに千切りにしたにんじん、ゴボウ、戻した干し椎茸、薄切りの玉ねぎ、細切りの鶏肉と油揚げを入れて煮て醤油とみりんで味付け。
器に入れて大葉の千切りと小ネギを散らします。
ほうとうの麺は茹でて流水で洗って冷やします。
美味しかったです!
煮込みのほうとうは麺を茹でずに入れるのでこってりしているのですが、茹でて冷やした麺はツルツルで喉ごしがよく、具沢山のつゆにも負けることのないボリューム感でとても食べやすかったです。
わざわざほうとうの麺を打ってでもまた作ってみようと思いました。
そしてできれば本場のも食べてみたい!
郷土料理、奥が深いですね。