旅の二日目

今朝は暗い内に起きて、朝の五時半出発の定置網漁の船に同乗させていただきます。
海は静かで風もなく快適ですが、初めて乗る漁船にドキドキ。
仕事のじゃまにならないように見学です。
出発してしばらくはまだ月がくっきりと見えていました。

網の位置まで来ると、二隻の船でだんだん網を引き寄せ、魚を追い込んでいきます。
まさに海の男の仕事ぶりです。
完全に寄せ終わると、大きい魚をモリで引っかけて上げます。
立派なサワラが何尾も上がっていました。

作業が終わって港への帰途、私たち見学者のために、今上がったばかりの白イカ、アオリイカ、サゴシのお刺身が振舞われました。
手でつまんで七味の入った醤油につけて口に運ぶという豪快な食べ方ですが、これほど贅沢なものはありません。
つい夢中になって、写真を撮ってないことに気づいたのはだいぶ食べてしまってから…


宿を出て、小浜の市場で魚などを買物、そのあと永平寺方面へ移動しました。
永平寺近くの「けんぞう蕎麦」へ。
平日の午後1時を回っているというのに店は満員、駐車場には県外ナンバーがずらり。

私は「おろしそば」、くまさんは辛味大根の絞り汁にツユを入れてつけて食べる「けんぞうそば」、
これはかなり辛いです。
そばは十割そば、コシのあるつるりとした喉越しです。


家へ帰っての夕食は、漁の成果を分けていただいたり、小浜の市場で買ってきたアオリイカ、サゴシ、アジの刺身、前にも行った「谷口屋」の大きな揚げ、「團助」の生ごま豆腐など。
楽しい旅でした!