奈良での買物 和菓子

奈良は和菓子屋さんの多い町です。
歴史ある町なので、和菓子屋さんも由緒あるお店が多いようです。
どちらのお店でもバラ売りをしていたので、あちこちで買ってきました。


「千代の舎 本家 竹村」の「奈良饅頭」
1349年に中国からやってきて帰化した林浄因が日本で初めて餡入りの饅頭を作り、その饅頭を今に引き継いでいるのがこの奈良饅頭だと言われているそうです。
本当に素朴な饅頭の焼印は鹿柄が白あん、林浄因の林の文字の焼印が赤あん、二個でセットになっています。
奈良には林浄因を祀る林神社があり、4月には饅頭祭があるそうですよ。


「春日庵」の「さつま焼」
明治30年創業以来さつま焼一筋の人気店です。
伺った時も地元の方々が大量買いしていらっしゃいました。
こしあんを皮で包みさつまいもの形にして、一個づつ竹串に刺して手焼きで焼き上げます。
竹串の跡がちゃんと残っています。
ほっくりした風合いがお芋のようで、お芋じゃない…


「白玉屋榮壽」の「みむろ」
170年以上の間、七代にわたって受け継がれた製法で作られている最中です。
本店は三輪にあり、守護神の三輪明神の御神体山である三諸山(みむろさん)から名付けられているとか。
上品な最中、お抹茶が欲しくなります。