六月の朔日餅

赤福朔日餅、今月は「麦手餅」です。
六月は麦秋とよばれ、麦刈、田植で農家の忙しい季節。
繁忙期を終えた農家が野上がりに作ったのが麦手餅だそうです。


包装紙は豊作の麦畑を描いた伊勢千代紙。
いつもながら素敵な版画です。

もち麦の生地に黒糖味の餡が包んであります。
周りにまぶした麦粉が香ばしいです。

今月は「麦かき」用の麦粉が添えられています。
器に麦粉を入れ、熱湯又はお茶を入れて練り、砂糖を加えて作る素朴な日本古来のスィーツです。
はったい粉麦こがし、香煎(こうせん)とも言う、オオムギを炒って挽いた粉だそうです。
お湯を入れると香ばしい香りがふわーっと。
これ、子どものころ食べました 〜 こうせん! 懐かしい…
朔日餅って味わうだけでなく色々なことが学べますね。