イラン便り その5

テヘランから南へ1時間半弱の空の旅、シーラーズへやってきました。
テヘランでも標高1,000M、ここは標高1,600Mの高地です。


18世紀後半、シーラーズを首都としていたザンド朝の居城、キャリーム・ハーン城塞。
中庭に面して美しい彩色ガラスの応接室があります。

夕食に行った「ダルビッシュ・レストラン」!
あのダルビッシュのお父さん、イラン人ですものね。関係ないでしょうが。

チェロウ・キャバブ。羊の挽肉です。
むこう側はレンズ豆の煮込み、ホレンシュテ・ゲーメ。

鶏料理とサグジ・ポロ ( クルミとハーブのピラフ ) 。
ご飯にはバターを混ぜることが多いようです。

淡水魚のマスの唐揚げ、マーヒー・ケゼララー。
カスピ海ペルシャ湾沿いを除き魚料理は少ないようですが、これはなかなかおいしかったです。
大きな瓶に入ったのは塩っぱいヨーグルトドリンク、ドゥーグ。


シーラーズのホテルでの朝食は中庭の木陰で。
定番のナン、チーズ、ヨーグルトに加え、卵料理や豆のスープもあるビュッフェスタイル。

シーラーズ名物のスィーツ、ファルーデ・シラージィ。
レモンシャーベットに白くて細いパキパキした食感のものが入っています。
調べても材料不明ですが、暑い時はさっぱり、美味しいです。


シーラーズからミニバスとタクシーを乗り継いで世界遺産ペルセポリス遺跡へ。
紀元前520年にアケメネス朝ペルシャによって造られた都です。
すごい規模! 暑くて、広くて、黒いコートとスカーフでの散策は厳しい!

入口のクセルクセス門とイラン航空のシンボルマークにもなった、空飛ぶ双頭鷲像。

岩肌に彫られた王の墓。

再びシーラーズへ。
マスジェデ・ナスィーロル・モルク。
多面状天井のエイヴァーン ( 天井がアーチ状になっている空間 ) とステンドグラスを通した絨毯上の陽光が美しい礼拝堂が有名です。


こちらの街でもバザールへ。
これはアドヴィーエというイランの代表的ミックススパイス。
いろんなスパイスが重ねられていて、上から順にすくうようにして量り売りしてもらえます。
何か感動的で500gも買ってしまいました。
こちらではサフランも購入。
サフランはイラン料理でよく使われますが、こちらでも比較的高価なものです。

この店には他にもドライハーブなどがずらり。

カラフルなお菓子屋さん。
切り売りのお菓子をいただきました。
ゴマやアーモンドがで出来た甘〜いお菓子です。

銅鍋や食器などを売るお店です。
小さい銅鍋を買って、少しヘコんでるけど、と言ったらおじさんがカンカン打って直してくれました。

お使いでナンを買って持っていた女の子。
可愛いので写真を頼んだらポーズをとってくれました。
ナンを買いにいくのは子供やお父さんの役目のようです。