京都にて

おやつ発表会も無事終わり、娘の部屋に泊めてもらって京都でのんびりしています。
今の時期、京都は修学旅行の学生だらけです。
観光地にはとても近づく気分になれないので、もっぱら街歩きと食べ歩き…


たまたま通りかかって北区、わら天神近くのパン屋さん「Boulange Okuda」に寄りました。
見た途端インパクトを感じた「セルクル抹茶」、バジルバターを挟んだ「バジルフィセル」、高山のトラン・ブルーで買って以来はまっている「ベーコン・エピ」を購入。
それにしても、京都のパン屋さん、数も多いしレベルも高いですね〜


北野天満宮横の甘味と和食のお店「古の花」はフルーツかき氷が人気です。
一番人気の桃にはまだ早かったので、「イチゴミルク」をいただきました。
くまさんは「黒蜜あん白玉」。
大きさと氷のきめの細かさに驚きます。

お店に置いてあったフリーペーパーに載っていた、豊臣秀吉が作った土塁が近くにあるようなので見に行ってきました。
京都の洛中と洛外を分ける全長22.5キロの土塁で、「御土居」と呼ばれたそうです。
現在わずかに残っているところは史跡に指定されています。
住宅地に突然現れる大きな土手は不思議な光景です。

これは観光というより単なるミーハー、酒飲み…
洛中に二軒しかない造り酒屋の内の一軒、「佐々木酒造」へ行ってきました。
言わずと知れた俳優、佐々木蔵之介さんのご実家です。
夏向きのお酒二本購入。
コマーシャルで拝見したお父様もいらっしゃいました。

二月に行った手打ちうどんの人気店「山元麺蔵」へまた行ってきました。
お昼を避けて2時過ぎに行ったのですが、それでも30分くらい並びました。
今回はゴボウ天付きのざるうどんをいただきました。
やっぱりゴボウ天もうどんもおいしい!
ゴボウ天つきのかけうどんにしたくまさんも感動!

4時頃出たらやっと列が途切れていました。
行かれるのでしたら平日4時頃がお勧めです。


さて、これは何でしょう?
目の錯覚でベージュの部分がふくれて見えるので、グレーの鉄板の上で焼いたウサギの形のクッキーというところでしょうか?

もう少し離れて見ると、ベージュ色の上ににウサギの形を抜いたグレーの紙のようなものが乗っているのがわかります。

実はこれ、ウサギの形の酢昆布を抜いたあとの切れ端なのです。
雑誌KU:NELに載っていた西陣の昆布の老舗「五辻の昆布」の「おやつ昆布」の切れ端で、大きなのが三枚半袋に入ってお得用品として売られているのです。
ウサギの他にハート形もありました。
でもこれ、切り抜いた本当の商品より、切れ端の方が面積が多いと思いませんか?


夜は娘たちと再び合流してお気に入りの祇園の「遊亀」で昨日の打ち上げです。
日本酒が美味しくて安過ぎて、ついつい飲みすぎてしまいます。

次は上の娘の案内で祇園の一口餃子のお店「泉門天」へ。
舞妓さんの小さなおちょぼ口でも食べられるようにと小さく作られた餃子にはニンニクも使われておらず、白菜とニラ、それに一味が入ってピリリとします。
写真右側奥が普通の一口餃子、手前がポン酢をつけていただく豆腐餃子、
左側がチーズ餃子です。
カリカリに焼かれておいしい餃子を青島麦酒と一緒にいただきます。


と、ここまでは実は昨日の日記。
ここからは今日の日記です。


百万遍の横丁にある「つけ麺や ろぉじ」へ行きました。
最近のラーメンはかなりレベルが高いので、それほどラーメン好きでなかった私も、機会があれば行くようになりました。
まず券売機で券を買うのですが、1.5玉、2玉、2.5玉、すべて同じ値段!

味玉入り1.5玉、麺は柚子を練りこんだものを選びました。
確かにほんのり柚子の香りがします。
濃厚なつけ汁です。
しかもつけ汁の入った小鍋がフランスのSTAUB社の鋳物鍋!
これにはびっくりです。

チャーシュー入り2玉、こちらは全粒粉の麺で蕎麦のような色をしています。
角切りのチャーシューがどっさり入っています。

山椒、唐辛子、ニンニク鰹、胡椒の薬味が用意されています。

おいしいつけ麺でした。
一つ一つにこだわりを感じます。


お店を出て少し北へ行ったところに「阿闍梨餅本舗 満月本店」がありました。
阿闍梨餅は名古屋でも買うことができますが、せっかく本店に来たので寄ってみました。
ひっきりなしに観光客を乗せたタクシーがやってきます。

観光シーズンには駅前の伊勢丹の地下で列ができるほどの人気土産の阿闍梨餅です。

これもKU:NELで見た「大黒屋鎌餠本舗」を、だんだんひどくなる雨の中探しました。
とても雰囲気のある外観です。
「かま餠」は鎌の形を模した柔らかなお餅です。
中にこしあんが入った求肥で、2〜3日は固くならないそうです。
一つずつ大切にへぎに包まれていて、とても上品なおいしいお餅でした。