実家に昔からあるすり鉢がお気に入りです。
もう骨董の域に入るのではというくらいの趣きです。
家に持って帰りたいのですが、これだけの大きさだと保管場所に困るので、これを使うのは実家に来た時だけのお楽しみにしています。
夏にすり鉢を使うといえば冷汁でしょうか。
すり鉢で白ゴマを擦って、味噌とアジの干物を焼いて骨を外したものを入れて擦り合わせます。
アルミホイルの上にに広げてオーブントースターで少し焦げ目がつくくらい焼きます。
もう一度すり鉢に戻し、出し汁を少しづつ入れて溶かして、崩して水を切った木綿豆腐、塩もみしたきゅうりの薄切り、大葉の細切り、半分に切ったミニトマト、白ゴマを入れて冷蔵庫でしっかり冷やします。
本来麦飯にかけるもののようですが、代わりに玄米ごはんを炊いて温かいごはんに冷たい冷汁を少しずつかけながらいただきます。
冷汁は2人分です。
おかずは…
かぼちゃの煮物/舞茸と人参のキンピラ/トマト/貝割れ/カニカマと小ネギ入り卵焼き
冷汁は山形、埼玉、宮崎などの伝統的な郷土料理なのですが、夏に食べやすく栄養的にも優れたものだと思います。
材料をいろいろ変えて、和風冷製スープという感じで工夫してみるとおもしろいかもしれませんね。